2024.05.09
第二回「窓計画展」を開催します。
遠く、近くに戦争と大小災害が続く時代です。
「窓計画展」は、昨年11月に滋賀県立美術館で第一回を開催致しました。西日本を拠点とする建築家、彫刻家を中心とするアーティスト、工務店経営者らが協同して出展し、異種領域の協同にいささかの成果を得ました。基調講義はY.グライター(建築理論・ベルリン工科大学教授)によるワイマール、ニーチェ、永劫回帰についてのものでした。
第二回となる今回は、兵庫県・神戸会場と滋賀県・大津会場の二箇所で開催致します。
(※会場により会期が異なりますのでご注意ください。)
神戸会場は、今年は中華街のド真ん中で行います。昨年に引き続き西日本を拠点とする出展者たち(WEST)が次のステップを展示及び作品販売します。
また、大津会場では、東日本及び東アジア・ヨーロッパを拠点とする建築家、アーティスト、職人、工務店ら(EAST)が初めての出展を行います。
いずれの会場もそれぞれ異なる展示になります。両会場を巡回して、「窓計画」の今後の展望を感得していただけたらと考えます。
詳細は下記に述べます。是非とも足をお運び下さい。
窓計画展 WEST・EAST出展者一同
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*「窓計画」について
総勢50名ほどの小集団が窓を介して出会い、動いています。
昨年第一回の開催を経て、出展者たちもそれぞれ会合を重ね、可能な芽や不可能な壁を感得しています。窓は、大きい壁を開く媒体であろう、の考えを共有する始まりでした。
今回、WESTは二回目の、EASTは一回目の展示となります。
観て、感じて、楽しんでいただき、更なる協同の可能性をそれぞれに育てていただければと思います。
また、秋には東京の大谷美術館(旧古河邸/国指定重要文化財・設計:ジョサイア・コンドル)にて東西合同展他も予定していますので、その際には改めてご案内を差し上げます。
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*兵庫県・神戸会場
会場:〒650-0024神戸市中央区栄町1-2-14
会期:6月14日(金)〜7月14日(日)
(休館日:月曜日、火曜日。6/18(火)は10:00-15:00で開館予定)
開場時間:10:00-18:30
出展者:芦澤竜一・中田義成、アキタマイ、石浦康雄、ラックスマン・バズラ・ラマ(ネパール・カトマンズ)、石山修武、渡辺豊和、家成俊勝・米村優人、岩元真明・荒木美香・八坂玲央、川井操、木内俊克、幸家大郎、高木正三郎、米田雅樹、光嶋裕介・木本一之/参考作品 EAST:中里和人
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関連催事
基調講義:6月18日(火)15:30~17:30
於:神戸芸術工科大学吉武記念ホール
松村秀一(神戸芸術工科大学学長・早稲田大学研究院客員教授)
「建築家、建築生産/工務店の現場」
(参加無料)
公開講評会:6月29日(土)14:00~16:00
於:神戸市中央区栄町1-2-14(展示会場)
講評者:岸和郎、石山修武
(参加費:一般1000円、学生500円)
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神戸会場・連続講義
今回は中華街のど真ん中で連続講義を開催します!
中華街の雑居ビルの一角での、西を拠点にする建築家、アーティスト、ビルダーたちの提案となります。風土、建築、生産、モノの対話と批評から世界の小さい穴を開ける「窓」を考えます。
1.渡辺豊和+石山修武「西の風土とダブルスタンダード」
芦澤竜一+家成俊勝「関西に在ること」
2.高木正三郎+岩元真明「九州の位置」
中田義成+松村秀一「工務店の現在」
3.岸和郎「藤井厚二の仕事」
松村秀一+石山修武「窓計画について」
4.彫刻家+野田尚稔「彫刻の存在意味〜なぜ彫刻は建築と分離したのか?〜」
5.木内俊克「読むようにつくること つくることで読むこと」
6.川井操「近江について」
7.光嶋裕介「建築とドローイング」
8.中里和人「月、闇、海へ」
参加費:一般1000円、学生500円
時間帯:18:00-19:30
定員:20名
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問い合わせ先:窓計画展 WEST事務局
川井操 宛
kawaimisao@gmail.com
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*滋賀県・大津会場
会場:滋賀県立美術館1階ギャラリー
〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740−1
会期:6月11日(火)〜6月23日(日)
開場時間:9:00-17:00(月曜休館)
出展者:李祖原・李玄(台北)、山本理顕、高橋晶子・青木美也子、高橋梢、趙城琦 (上海)、石井孝幸(ロンドン)・高岡典男、藤野高志、佐藤研吾・大隅秀雄、増井真也・田村和也・青野正、門脇耕三・湯村光、渡邊大志・宮本茂紀、中里和人・野田尚稔
/参考作品WEST:家成俊勝、川井操、芦澤竜一・中田義成・本郷芳哉、石山修武、渡辺豊和
協力:滋賀県立美術館
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関連催事
基調講義:6月11日(火)14:00-16:00
於:滋賀県立美術館1階レクチャーホール
伊藤毅(都市史学会常任委員・東京大学名誉教授)
公開講評会:6月23日(日)14:00-16:00
於:滋賀県立美術館1階ギャラリー
講評者:石山修武、中谷礼仁、加藤耕一
いずれも、参加費:一般1000円、学生500円
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その他別途、石井、藤野、中里、野田ら出展者各氏によるレクチャー・報告会も予定しています。日程などの詳細は、初日6月11日の基調講義の会場にてお知らせします。
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問い合わせ先:窓計画展 EAST事務局
リンクアーキテクツ 渡邊大志宛
watanabetaishi@link-archi.com