首都高速道路の地下化に伴う、日本橋川の未来構想です。
小さな浚渫船による「新川」を河川内に設けて、浅草―台場間の観光船が日本橋まで入れるようにしています。また、その土砂で埋め立てた新たな護岸が経済効果を生むように日本橋川の護岸を再設計しました。その両岸には日本橋川の水を浄化するプラント群を設け、その中に商業・文化施設他を含めることで、パッシブな冷暖房効果をもたらします。加えて、高架が無くなった日本橋川は東京湾からの風を東京の中心である皇居へ向けて導く都市の風洞となります。
現在、日本橋川に遺る江戸城外堀の石垣を手掛かりに、日本橋川が果たしていた都市機能を未来に復元する計画です。