従来の住宅用途に限定されない、使われ方そのものが「家」の形を決めていくことが意識された小建築です。血縁のある複数の世帯が時に入れ替わりながら暮らすファミリーハウスであり、一部はオフィスなどにも使われます。中央の「舞台」には何もなく、水回り、収納、寝室といった機能は「舞台」に寄り添ったボリュームに全て仕舞われています。
(2022年日本建築学会作品選集受賞、2021年東京建築士会住宅建築賞金賞受賞、論文梗概 Sechie: The spatialization of activities via a repository and stage、GA HOUSES 156号、新建築住宅特集2019年10月号)