巨大な消費都市となった東京に対して、新たな都市ヴィジョンを示すプロジェクトです。
「お化け東京」とは、芸術家であり文化人類学者でもあった岡本太郎が1958年に東京のマスタープランを描いた一葉のドローイングのタイトルです。
それをヒントに、お化けが東京湾に反転したドローイングを描きました。
波力発電船を連結して東京湾に造られた発電所から、東京湾に注ぐ河川を遡って電力(都市のエネルギー)が供給されます。白く示されたエリアは、中小型船が河川を遡れる十分な深さをもつ河川の範囲を示しており、海からの電力インフラによって定義される新たな東京の姿です。