四季の移り変わりとともに、上流から下流まで川一本を観光インフラとして再デザインする計画です。
明治期には北品川の河畔にわが国初の官営ガラス工場ができるなど、東京の近代化に大きく貢献してきた目黒川ですが、今はその中流が桜の名所として知られています。一方で、それ以外の季節や桜並木がない沿岸を訪れる人は限られています。
そこで、四季の変化に合わせて一年中目黒川のいずれかの沿岸に人々が集まるように、植栽やお祭りなどの催事によって目黒川の上流である三軒茶屋銀座商店街、太子堂の緑道暗渠と河口の品川宿を結びます。
東京湾への河口から中流の雅叙園近くの旧河岸までは船で遡ることができ、川の水面から桜やまちの風景を眺めることができます。